新潟南病院 屋外発熱外来診療施設
新潟南病院 屋外発熱外来診療施設
【 POINT 】
「新型コロナウイルス感染症のPCR検査を、屋外で行えるようにしたい」「発熱している患者様と一般の患者様を隔離し、受付・待機・受診・抗原検査を一連の動線で行いたい」「強い風で飛んでしまう仮設テントではなく、常設できるものを」。お客様からのご要望をいただいた頃は感染拡大の初期で、未知のことが多く、すべてが手探りでした。医療従事者様と事前に打ち合わせを重ね、ブースの配置や建具の位置を決定、検体の受け渡し用小窓などをオーダーメイドで製作。診療室内では防護服を着たドクターが作業をするため、断熱材を施工して冷暖房効率を高め、さらにレッドゾーンに当たるブースにはHEPAフィルター付き換気設備を導入しました。また、現地での組み立てを最小限にするため、工場で製作して運搬できるサイズで完結させました。結果的に仕様の確定から製作、設置までを、スムーズに短納期で行うことができました。運用後も現場からの追加変更のオーダーが出ましたが、膜材を使用していたため、容易に対応できました。設置から数年が経過しても、新型コロナだけでなく、小児科棟など、幅広い運営方法で使用していただいています。
【 information 】
- 施工場所:
- 新潟県
- サイズ:
- 1,820×3,640
- 用途:
- 医療用施設(PCR検査場)